2011年10月5日水曜日

【++体験ツアー 第1回:森で木を伐り、丸太をかつごう!】

『まちエネ++プロジェクト』実行委員長の安田知代から、『++体験ツアー』のお知らせです。


日本の国土4分の1が、荒廃したスギ・ヒノキの植林の森。
この現実、知ってましたか?
第二次世界大戦後に国策によって多くの原生林が伐採され、スギとヒノキが植林されました。ところがそのほとんどが手入れされずに放置されています。そして森の荒廃は、土砂崩れや湧水の枯渇など、いろいろな害を引き起こすマイナスの現象につながってきています。
放ってはおけません。

富士山の中腹も例外ではなく、『NPO法人 森の蘇り』は、富士の森を「皮むき間伐」という手法で手入れし、間伐材を木材として流通させることで、瀕死の森を蘇らせようとしています。

今回の『++体験ツアー』では、皮を剥いて1年半ほど立ち枯れさせたスギを伐り、運び、磨くという森仕事を体験したり、森の現状を読み取り,感じ取る方法を学んだりします。
これから私たちがすべきことを見極めるための貴重な体験ができます。
『++セッション』に参加予定の方も、そうじゃない方も、どなたでもご参加いただけます。

【概要】
日時:20111023日(土)& 24日(日)
   ※集合・解散などの詳細は後日お知らせします。
場所:静岡県富士宮市
参加費:13,000円で(間伐体験イベント、食事、宿泊、保険込み。交通費別。参加人数によっては東京からレンタカーで行く可能性あり)。
定員:10名 ※小学校高学年以上も参加可能(要申込・保護者要同伴)
指導:大西義治さん(NPO法人森の蘇り代表)→(プロフィール:『++セッション』3回目http://tassetasse.jp/nittei.html)
予約・問合せ:info@tassetasse.jp 090-8476-6086(安田)

【内容】
1日目の22(土)は、『++セッション』の第3回のゲストでもある大西さんの『NPO法人 森の蘇り』が主催する間伐体験イベントに参加します。

2日目の23(日)は、森を歩き、戦後に植林されて放置されている植林地と、数年間すでに手を入れて管理されている植林地を比べます。


(安田知代)は、8月に『Think the earth』の「みずのがっこう」に参加し、大西さんの指導のもとでスギの皮むきを体験してきました。そして、できるだけ多くの方々に、ここでの森での体感と森仕事をシェアしたいと思い、『++体験ツアー』を企画しました。

今回のワークショップでは、1年以上前に皮むきされて立ち枯れしたスギを伐り、担ぎ、製材所に運んで磨きます。
立ち枯れした木は十分に水分が脱けて軽くなっているので、2mほどの丸太を女性でも担げるのだそうです。
さて、実際に担げるでしょうか。今からワクワクしますね−。

実は前回、8月に皮むき体験に参加したとき、私は印象的な体験をしました。手を入れられていない暗い植林の森に入ったときに、突然、哀しくなって涙が出てきたのです。その後、何年か手入れされて日が差して下草も生えた森に行くと、さっきまでの哀しみは消えてなくなり、すこぶる心地よくなったのでした。
これは、頭での理解と超えたナマな生物としての反応なのだと思います。この感じも、ぜひ多くの方々に体感してほしいと思っています。

NPO法人 森の蘇り』の大西さんが提唱している「皮むき間伐」の仕組みが素敵なのは、皮むきや木を伐る人が50人いれば、1人の林業家が独立できるということ。まさに「地営業」!
その試みが発展するためには、間伐材が潤沢に市場に出回り、間伐材でビジネスをしたり、家を建てたりする人が増えていくことが不可欠です。
東京に住む私たちは、そのために何ができるでしょうか。
私は実のところ、家を建てたいと思ってるんです☆

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